今日も基本、反省会

アラサー独身の少しオタク気味の日々のことを、日記代わりに。

作り置きと押入れの冬ごもり

最近、作り置きにはまっています。

別に料理が好きなわけじゃないのですが、カゴいっぱいに食料を買って、(下手なりに)料理して、それを一生懸命タッパーに詰めて冷蔵庫に押し込むとなんとも言えず癒される。ああ、これで一週間ご飯が食べれるな、という妙な安心感に浸れる。それが、嬉しいのです。

 

子供の頃からおやつを隠したり、食べ物をリュックに詰めたりするのが好きでした。幼い頃一番好きだった遊びは「冬ごもり」ごっこ。空いている押入れの下段に毛布とかクッションとかぬいぐるみを詰め込んで、懐中電灯を持ち込み、食べ物をたくさん詰めたリュックと一緒にそこにしばらくこもるという、地味な一人遊びでした。この時、私が華やかな子供時代を過ごさないことは決定してましたね。本当に根暗です。

小さい頃は押入れが怖かった、という人も多いと思いますが、私はそんなこともなく、低い天井を見つめながら、独り言をつぶやいたり、歌ったり、空想にふけっていました。押入れの引き戸の向こうから、母が洗い物をする音を聞いている。

 

 

「埃っぽいんやから、でておいで」

 

1時間もしないうちに母に引きずり出されて、私の短い冬ごもりは終わります。今思えば母はまだまだ若くて、元気で、押入れの中の様子を見ては笑ったり、困ったり、くるくると表情が変わっていました。「食べ物に困ったことなんてないのに、溜め込むのはなんでやろ」とよく父に相談していて、父は「子供やからなあ」というなんの答えにもなっていない返事をしていました。

 

最近、台風や地震が多くて離れた両親のことが気になります。心配で仕方がなくて、ネットで見た非常食セットと、ついでに飼い猫の非常食まで買い込み、実家に送りました。「蓄えとかんと」「備えとかんと」と言い聞かせるのですが、あんまり両親はわかってくれない。どうしてこんなに食べ物の心配ばかりするのか、自分でも不思議。