今日も基本、反省会

アラサー独身の少しオタク気味の日々のことを、日記代わりに。

アイプチはしたくないし、髪も染めたくない。「アテクシ個性」を捨てきれず何一つ変えたくないけど変わりたいアラサー(しかもオタク)を資生堂が救ってくれた① 

美は科学、美は製図であるな、と最近思っています。

思ってるだけだけど。

 

今日は2万円の資生堂のメイクレッスンに言った悲喜こもごもを書こうと思います。

 

※こっから前置き死ぬほど長いよ。でも、共感してもらえると思うんだ、とりあえず何のポリシーもなく、ただなんとなく買った化粧品をぬってる女子には!いや、大学デビューでへんなコンプレックスをおった女子も。

 

人生で初めてお化粧をしたのは、たぶん大学に入学した18歳くらいだったと思う。いや、ほらそれまでは異性の目がない楽園(女子高)にいたからそんなこと気にしたこともなかったんですよ。クラスにいたギャル達は学校についてから「気合入れるため」とかいいつつ髪を巻いたり化粧したりしてましたが、異性を意識しない「自己表現」のギャルメイクはもはや芸術行為で(見た目も意識も)到底参考になるものじゃなかった・・・。

 

えびちゃんフィーバーの犠牲者

 

 思い返せば私が始めてお化粧の参考にしたのは、本屋で買った「初めてのメイク」的な本と、後は新大学生向けの「CanCan」とかだった。当時は5歳くらい年上だけどえびちゃん全盛期。ひえー。今と服のテイストぜんっぜん違うだろが!恐ろしい。サマンサタバサが爆発的に流行りだしてさ。新入生大学生の女子はみんなサマンサタバサのバッグ持ってましたね。ど派手なピンクの。(同世代の人共感してくれる?)あー今唐突に思い出したけどパフスリーブのGジャンとか流行ってましたよね。だっせええええ。

 

でね、この頃から(いやもっと前からだと思うけど)とにかくメイクは「目をでかく!!」主義だったんですよ。ぱっちり二重!!!!まつげばさばさ!!!!目の幅一体何センチ?!みたいな。お人形、がイメージですかね。浜崎あゆみとかも、怖いくらい目大きいからさ、そういう世代だったから。

 

あ、私の目?えっとね雪山で登山家が恐れるクレパスって分かります?うっすらと空いた切れ目ね。あれです。あれ。↓

 

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よく見るとうっすら開いている私の一重

 わけわからん比喩で恐縮ですが要するにものすごく厚ぼったい小さい一重なわけです。圧倒的に面積が狭い。顔に対する面積が。主張が、少ない。

あれれれーこのお顔なんか足りないよ??レベル。うるっせええわ。

 なのでね、えびちゃんのメイクは参考にならんわけです。だって二重幅が!!ないから!!!いや、「二重幅に濃いアイシャドウを~」てどこだよ。どの幅??え、それ塗らないと目が大きくならないの??いや、まってそもそもこれ、目のサイズありきの化粧ですよね。あとね、私、髪の毛染めたくないんですわ。黒がいい。でもえびちゃんは栗色の髪を綺麗にくるくるに巻いているのね。これじゃないと、このファッション似合わないよね。

 

 サマンサタバサのバッグにパフスリーブの半そでGジャン、白のコットンワンピース(すそがレース)に華奢なパンプスか、ミュール。綺麗に巻いた栗色の髪あとはティファニーのオープンハートなんかつけてれば、えびちゃん風、甘めコンサバOLスタイルの完成!

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これがあの頃の王道だった。えびちゃんは可愛いと思います。

 

 いやね、当時ホントこの傾向の服装の女の子が10人中6人くらいいたんじゃないだろうか(ね、同世代のオーディエンス!)。それだけえびちゃんがすごかったんだけどね!今はSNSとかスマホアプリとかで同世代のいろんなタイプのおしゃれな子が参考に出来るから、これだけ1つのスタイルに引っ張られることはないと思う(すごくいいこと!)。でも当時は、「えびちゃんバランス」から外れている女子は、何とかいろんなところをいじくり倒して必死だったんです。

(みんな一重の子は息を吸うようにアイプチしてツケまつげしてた)

 

 で、私はどうしたかっていうと。

 

なげた。完全に、投げた。

 

だってさ、もうあまりにもちがうんだよ、私とえびちゃんは。

目も顔も鼻も口も!髪の色も違うし、(スタイルは言わずもがな)、雰囲気もなにもかも!私を構成するすべてがえびちゃんとは違う!じゃあどうすりゃいーのよ。全身整形か。

 ここで迷える微妙に「アテクシの個性を大事にしたい女子」が陥りやすいのはビレッジバンガードサブカル女子か、ロリータ系かV系か(後者2つは別のポリシーというか、文化の世界があるけどね)とにかく、まったく違うスタイリングに逃げる、という道。私は結局その勇気すらなく、なんとなく「ノンノ」とかをちら見しつつ、その場その場で流行った無難な服を買って終わりました。今では見向きもしない淡いパステルピンクのショート丈のダウンや、クレージュツイードワンピース、黒のロングブーツを買ってしまったのは、時流の女子への憧れがあったんであろう・・・。

(当時の写真は見たくもない)

 

 で、現在31歳ですが。結論から言うとファッションはなかなか、自分の満足のいくものを着るようになりました。まずね、お金が出来たからね。本当に欲しいものが買えるようになったのよ。あとは雑誌。自分の本当に好きなスタイルの雑誌を参考にするようになった。もちろんSNSもアプリも見てる。いやーみんなおしゃれさんだね。まねします。

(わき道にそれるけど、最近でも生き残っている雑誌は、テイストは決まっているけど、いろんなスタイルのモデルさんも出してるような気がする。髪型肌の色、目の形、いろんなモデルさんやスタイルを提案できる雑誌しか今後は生き残れないよなあ)

 

化粧が怖い

 

 で、いろんな余裕が出来てきた最近になって、再度未練が生まれたのが。

化粧、です。

 

 えびちゃんの呪いにかかって以来、もう私は化粧が怖い。

 「でか目」「華やか」「キラキラ」でなければ化粧にあらず、綺麗であらず、という呪いです。

 どこに何を塗っても対して変わらない、むしろケバくなるだけの顔。30も過ぎて綺麗なお化粧も出来ない自分が情けなくなる瞬間もある…。かといって、最近流行りの美容系Youtuberもまったく参考にならん。だってあれもはや改造だな?!そりゃあ、変わるだろうけどさ…あれも、彼女達が自分の顔をキャンバスに何年もかけて編み出したメソッドでしょ?私のこのクレパス雪原に合うのか…。かといって、じゃあ、いまさらあの努力が出来るかっていったら無理、無理だ。一体いくら化粧品に投資せないかんのじゃ。スキンケア用品から考えたらうん十万円はくだらないよね。あれだけ山の様にでている化粧品の中から自分に合う質感、色を探しだすなんてそれこそ藁の山から針1本を探すようなもの。

 というわけで唯々諾々何年も同じファンデーションを使い、ツイッターで見かけた話題のプチプラコスメをドラッグストアで買い、試しては良いのか悪いのかも分からず投げ出しておりました。(あれ、もううん十万かかってる??)

 

 あーもうやだな、化粧怖いなあ(稲川淳二風)。綺麗にならないし。でも気に入った服着るときはそれなりに綺麗にしたいしな。イベントとかでフォロワーさんに会うときとか…(薄い本のイベントね)。数少ない写真を残したい瞬間が、イベントのアフターだから…。推しの話をしている俺達、輝いてるぜ…。

 

 と思ったときに出会ったのが今回試した資生堂の「パーソナルビューティーレッスン」だったのである。(長い)(ちなみに資生堂からは一銭ももらっていない)

 

プロに2時間みっちり教えてもらえる

 

 これレッスンとやらがね、具体的に言うと「資生堂の美容のプロが2時間(コースによっては90分)個室でみっちり貴方の顔に合うお化粧をお教えします」というやつ。これ、これよ私が求めていたのは!仕事帰りの顔も精神もぼろぼろ、人でごった返す化粧品カウンターで早口のBAさんにばたばたと塗ってもらい進められたやつを「ああもうこれでいいや!」と買うだけじゃ参考にならんのである。あとね、何より私の琴線に触れたのが、このレッスンのミソでもある「ゴールデンバランス」の測定。一番均整の取れた顔の「ゴールデンバランス」と自身の顔を特殊な計測メソッドで図ってもらい、どこがどうずれているか、そのズレをどうメイクで埋めていくか、あと、どこが綺麗なバランスの配置になっているか、そこをさらにどうやって美しく見せるか、を教えてくれるんですよ。(一銭ももらってません)

 

もうね、知った瞬間には検索してました。

これね↓

https://thestore.shiseido.co.jp/personal/

 

 

 コースは数種類あるんですが、どうせなら一番高いやつをやってみようとおもいました。お値段2万円の「ゴールデンバランス&パーソナルカラーメイクアップレッスン(2時間)」

 

“専門機器で顔全体のバランスを分析するとともに、プロの目で似合うカラーを分析して、さらに魅力をアップするためのフルメイクをレッスンします。美の黄金比「ゴールデンバランス」に基づき、美人度を上げるメイクのポイントを身につけながら、ご自身をより魅力的に演出する色がわかるレッスンです。顔のバランスと色、2つのアプローチでご自分の「似合う」を見つけたいかたにおすすめです。(公式サイトより)”

 

 

 だってさ。このパーソナルカラーとやらにもすごい興味あったんです。リップとかも死ぬほど色でてるけど結局どれがにあってるかなんて分からず適当だったからね。服選びにも使えるし、専門の人に見てもらうのが一番。自分に似合う色、とか教えてもらえるなんて微妙に承認欲求も満たされますよね。なんとなく。

 

 で、予約なんですがこれが難しい。まず、やってるのが銀座にある資生堂「The store」の4階、のみ!なめんなよ、狭き門すぎる。しかも個室でのワンツーワンだからか本当に1時間帯に2、3件しか入らない模様。ふざけとんのかと。

 

 

で、予約を取るのは以下の2通り。

①会員登録をし、情報更新時間、朝の11時になった瞬間にサイトを開いて1ヵ月後の日取りを予約する。

 (予約開始が1ヶ月前からなんです)

②毎日サイトをしつこく監視し、△印がでた日程を見つけたら即効電話して押さえてもらう。

 

 私?執念深いオタクは後者で予約をとったぞ☆

 いや、たまたまね、たまたまサイトを見てたらぴこん、と△マークが出たからさ。電話したらね、取れたのよ。△は少しだけ空きがある状態だから電話で問い合わせてね!マークだから、ね。うん。

 

 ちなみに取れたのは金曜日のお昼だったので会社は仮病で休みました。

 

②につづく。長い。すいません。でもコンプレックスと淡い黒歴史を吐き出したかった。